私の机の上からいつも微笑みかけている一枚の写真がある。
その方の訃報が入った。
私の大好きだった大学時代のゼミの教授が亡くなった。
昭和9年生まれの75歳。膀胱がんでした。まだまだ早すぎる。
東大出身で、ゼミ生を全国大会で優勝させる程の実力ある先生でした。
定年後も、名誉教授で頑張っていらっしゃったんですが・・・。
こんなすごい業績を残された先生ですが、プライベートではとても気さくで、
学生とのコンパで、一番お酒飲んで一番ハチャメチャで・・・。
帰られる時には、いつも“宮島君頑張れよ”って、学生時代に鍛えたという、もの凄い握力で握手をしてくれて。
あの痛かった温もりがまだ右手に残っている。
先生は、私のようなゼミの劣等性にも目をかけてくれて、卒業後も何回も一緒にお酒飲んで、
来焼の折には我が家にも遊びに来てくれて。一緒に撮った一枚の写真が私の宝物です。
一昨年、私に短歌を作ることを教えてくれた高校の恩師を見送り、そして今回、組織論やコミュニケーションの勉強をするベースを作ってくれた大学の先生ともお別れすることになり、寂しい限りです。
思えば一昨年、高校の恩師のお宅にお線香をあげに上京した帰りに、お住まいの藤沢で飲んで、
いつものように、先に出来上がってしまった先生を駅前でタクシーに乗せて、「先生、気をつけてね。又ね」って会話が先生との最後になりました。
古き良き昭和の時代を感じさせる先生でした。
専門分野は厳しく極めつくし、でも、そこ以外はばんからでピュアーなエネルギーが満ち溢れている先生でした。
先生の教え子だったということに感謝です。
ご冥福をお祈りします。