人と人との出会いは不思議なものです。
一昨年、緑茶製品の販売会社を定年退職し、新たな仕事を企画したものの、結局その総てがご破算になった処に、ス~とふって沸いたように再就職の話が決まった。
ハローワークでの募集がきっかけであったが、これまで何回もいろいろ面接を受けたのに全部不採用になり、決まったのは又緑茶製品の販売会社である。
その会社の会長は昨年嫁入りした娘の嫁ぎ先と同じ部落出身で、家族同士知己の中であった。又、前の会社の社長と同じ高校の同期生とのこと。
小生は「始めましてはお久しぶり」という言葉が大好きであるが、この会長さんとも初対面とも思えぬ親密感が感じられた。
今生では初めてお会いしたとしても、もし、前世と言う所があるとしたなら、きっとそちらで、近しい間柄でお世話になっていたことでしょう。
これは小林正観さんの言葉であるが、“それってありかな”って、最近一番思いを強くする出会いでした。
地球上に何十億人という人がいても一生で出会える人は何人いるだろう。せめて出会えた人たちと成長しあえる良い関係を築いていきたいものです。
後から伺ったことでしたが、小生の面接をしていた時、病院から電話が入り、お父さんの危篤が知らされ、駆けつけて間もなく臨終を迎えられたとのことでした。
“親父さんが宮さんを呼んできてくれたのかもしんないな”て言葉に、人と人のつながりの深さと温かさを感じる出会いでした。
この出会いのために、それまでがすべて不採用になったのかもしれませんね。
因みに、亡くなられたお父さんは「静岡県茶手もみ保存会」の名誉師範で、長年皇室への献上茶を揉まれて、園遊会で天皇陛下からねぎらいのお言葉を頂戴した方であったそうです。
今年ももうすぐ大晦日。
先だってまで、庭の姫りんごの木に花と実が一緒に枝に付いていたので、来年はきっと花開き実を結ぶ素晴らしい年になるものと期待しよう。
来年もいい年になりますように。